2012年7月4日水曜日

【連載記事】有害サイトにご用心-3

連投です。

先ほどの記事、【連載記事】有害サイトにご用心-2では有害サイトを必要悪としてお伝えしましたが、より深刻なのは犯罪や間違いの横行するSNSや学校裏サイトではないか?と締めました。

とはいえ、ここを見て頂いている方々もSNSを利用している方がほとんどだと思いますが、利用者のほとんどの方は健全にSNSを利用しているかと思います。
ライトな依存は、SNS市場を活性化させるしサービス向上・社会経済的にも良いことかと思いますが、ヘビーに依存してしまっていることは、その人の生活・財産を侵害するものでもあります。

例えば、こんなコラムがありました。

【ワールドスコープ】会員制ウェブサービス SNSは青少年の敵か

これは、小児性愛者(ロリコン拗らせた人)とローティーンをねらう犯罪、そして子供達による行き過ぎたイジメ。これらの事件についてのコラムですが、SNSが舞台となった犯罪についての紹介です。記事的には2006年の記事ですが、Facebook等実名推奨のSNSでも同様に気をつけなければいけないことが書いてあるので紹介します。

06年問題として上げられた”My Space”というSNS。今でこそFbの激進で下火ですが、かつての世界最大級SNSで超有名でした。そこが参加資格年齢を14歳まで引き下げたことにより、04年からユーザーが激増した。その結果起きてしまったそれぞれの事件を以下に抜粋します。
一つ言っておきたいことは、My Spaceって健全なSNSです。拗らせてこんな事件を起こした人が悪いのです。

ガキのスラムになってた事件


「マイスペース」の人気が出たのは、同サービスが「楽しい友達とつるんでいたい」「何か価値観を共有する仲間(ピア・グループ)が欲しい」という十代特有の要求とマッチしたという見方がある。

しかし、「会員制」といっても、道徳的に規制のないウェブに変わりはない。さらに、精神的にも未成熟な子供たちが集まるサービスなだけに、さまざまな問題が発生しつつある。最近でも、ワシントンDC近郊に住む少年二人が、同SNSで放火行為を自慢する記事・写真を掲載。これがもとで逮捕されるという事件が起こっている。


学校裏サイト的にいじめちゃった事件

また、参加会員に対する悪ふざけ、いたずらなども後を絶たない。会員であるコネティカット州トリングタウンの市長は、知らない間に経歴を「男娼」と書き換えられた。いじめの材料に使われることもしばしばで、ターゲットとされた子供は偽のプロフィルを作られ、散々あげつらわれる。ペンシルベニア州では、高校生が自分の通う学校の校長の偽プロフィルを作成。この学生は学校から厳罰に処された。


おいおいこれじゃ闇サイトだろって事件

さらに、カリフォルニア州ではある高校生がマリフアナ吸引用のパイプを吸っている写真を掲載。これを見た学校関係者の警官が事情聴取したところ、マリフアナや大麻、爆弾の原料や設計図を持っていたことが発覚した。五月に入っても、同州サンタクラリタの高校に武器の持ち込みを求める投稿がなされるなど、もはや何でもありの状態。


ロリコンにはもう我慢できなかった事件

一方、「マイスペース」を利用した小児性愛者による性犯罪も急増している。今年に入ってから、二月にはカリフォルニア州で一件、三月にはコネティカット州で二件と相次いで発生。インディアナ州では高校の元代理教員が「マイスペース」で知り合った十五歳の少女の家に忍び込もうとして逮捕。また同州に住む二十五歳の青年は、同サイトを使って十三歳の少女を誘惑。自宅に連れ込もうとしたが、少女を捜索中の警察に身柄を確保されるなど、同種の事件は後を絶たない。これらの小児性愛者の多くは、自らの年齢を詐称。「身元がはっきりしている」「匿名性が薄い」SNSであることを利用し、「成り済まし」がないと思っている子供たちを巧妙にだましている。また、子供たち自身も十三歳以下でありながら年齢をごまかして「マイスペース」に参加。自身のプロフィルを安易に流したり、挑発的な写真を公開するなど、性犯罪者にとってこの種のSNSは格好の「狩り場」(保守系ウェブ新聞「ワールドネットデーリードットコム」(二月二十八日付)となっている。

以上、抜粋。日本でも何件かSNSを舞台とした事件や、闇サイト・裏サイトが関係する事件がありました。

もちろん、SNS側も自己規制を強化していますし、そういった輩の排除や倫理規制、14歳以下を徹底的にプロフィルの締め出しを行っています。さらに親にも子供の行ってきた活動を啓蒙しています。
この方のコラムで"Teaching-Net"と非常に共感できる部分があるので、紹介します。


子供自体に自分を守るすべを教えるべきだとする声はいまだに根強いが、「セックス・ドラッグ・アルコール」が「かっこいい」という風潮の下、こうした啓蒙活動が効果を持つか、疑問が付いて回る。また、ピアグループに気を取られて、親・教師自体の声が子供に届かないという実態もある。


まったくもって。実は”Teaching-Net”の実現したいことが正しいかは分かりません。ネットの驚異から子供を守るって、学校で習うような教育とは別で、親が子供を育てることの一部だと思うから、なおのこと。


匿名性の薄さや身元の明確さは、Facebookも高いですが、親が目を光らせていい部分とそうでない部分の線引きは非常に難しい問題だと思います。
でも誰かにネットの教育をすることで必要なことはネチケットが大切であるように、「人を育てる」気持ちを持つことだと思うのです。

ネットの世界はとっても広く、そして奥深い物です。まして、近年はSNSのおかげで、ユーザーは閲覧者から参加者へとなりました。私たちの一言一言が、有害サイトやそれ以上の影響力を持つことだってあるかもしれませんし、その危険にさらされる可能性も同様にあります。
だからこそ、規制よりも先に、ネットへ参加する心構えを教育することが大事なのではないのかと思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿